「今、笑うとこ」

英語でネイティブの人と話していると
話の途中にもかかわらず、
こちらの集中力が途切れて
脳内自動翻訳機がフリーズしてしまうことがある。

ところが、相手の顔や話し方は依然追いかけているので、
ニュアンスのみが鮮明に伝わってきて
文脈が全く分からないという不思議空間に突入する。

一番辛いのは、相手がちょっとシニカルなことを言って
笑いを取ろうとしていることだけは分かるのだが、
内容がつかみ切れない時だ。

ものすごく良いタイミングで、
一緒に“ニヒヒ”と笑うことは出来るのだけど、
意味が正確に分からないので
気の利いた一言で応酬できないのである。

以前は意味が分かるまでしつこく聞いてみたこともあったが
意味がようやく分かって笑う頃には
もうさっぱり面白くない。
ので、やめた。

私が曖昧に“ニヒヒ”と笑っていたら
あまり話を聞いてないというサインです。


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