旅をするのが好き。
なのだが、
旅の何が好きかと聞かれると
答えに窮す。
旅先の食事とか観光地よりも
移動そのものが好き。
19歳の時に一人旅に出たのだが
「“ただ”行ってきまーす」では周りが納得しないので
建築デザインの勉強をしてくるという
大義名分をつけてみた。
んが、
実際は、航空券や宿の手配、宿泊先への交通手段、
その土地での動き方のようなことが
面白くて仕方なかった。
地図を頭にイメージして
自分が移動する2点を線で結ぶ。
その繰り返し。
ひと月も旅を続けていると線が交差して複雑になる。
簡単に説明できなくなるのも醍醐味だ。
遠くに旅しなくても、
家と職場、
クリーニング店からスーパー
というように一日を線で結ぶのも面白い。
今週読んだ本
「世にも美しい日本語入門」安野光雅・藤原雅彦著