「お前はもう死んでる、、、」

こころが折れそうになる

という言葉をよく聞く。
きっと、悪い状況が続いて参っているという意味だと推測する。
ただ、この言葉が出現するところに
努力や鍛錬や根性はさっぱり見受けられない。
甘えの空気がふんわりと漂っている。
むしろ軽々しく使われているので
「絶対、折れないって」
と鼻息荒くツッコミたくなるほどだ。

そもそも、この言葉
“腕は折れても心が折れなければ本当の負けではない”
という格闘精神から来ているとの説がある。
やはり、猛者は
「こころが折れる」などと、軽々しく口にしないのだ。

敗北が自分が負けを認めた時に決まるとすれば
こころが折れそうなどとのたまう人は
たいして戦っていないのに
「負けちゃうかもぉ」
と言っているに等しい。

ズタぼろになってもこころだけは折らない。
そうありたい。


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