「冬眠」

昨日、ハードなタイトルと厳しい口調の日記に
「何かあったの?」
と聞いてくださった、心やさしいみなさん。
心配ご無用。
タイトルは北斗の拳のケンシロウのセリフです。

今日は打合せで札幌へ。
旭川も札幌も一日中雪が降る寒い一日。
文庫とコーヒーを持って飛び乗る。

列車の中の1時間20分。
短編を1つ読んで顔を上げると、窓の外が吹雪。
横に流れていく雪を見るのは面白い。
眺めているうちにウトウトと寝てしまった。

札幌で用事を済ませて
帰りの1時間20分。
席に着き、コートを脱いで整えていると
「隣、いいですか」と若い女の子が座った。
今回も文庫を開き、次の短編を読んでいると
またウトウト。
気付いた時には終点。
一緒にウトウトしていた若い女の子もいない。
あわてて支度をして降りようとしたら
お掃除のおじさんがスタンバイして待っていた。
「ありがとうございましたっ」
と背中を押され改札へ。

そんなことが、わりと楽しい。


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